森林を支える重要な要素の中に、菌類がいます。落ち葉や枯れ枝、枯死した樹木を分解し、資源の循環をさせている影の立役者です。この日は財団法人福島県きのこ振興センターから講師の方をお呼びして、きのこの植栽体験を行いました。ムラサキシメジの菌床を林の中に設置、枯れ葉をかぶせて完成です。10名の方々が参加してくださり、作業はあっという間に進んでいきます。先生には、実際に腐食が始まっている倒木を利用して「地面から森を見る」というお話をいただきました。
お勉強が終わると、お昼ご飯が待っています。先生持参のきのこ達を炭で焼いたり、きのこ汁にしたり・・・。薫り高く、贅沢な昼食でした。ちなみに、このとき使用した炭は先日フォレストパークで焼いた白炭なんですよ。
きのこを作ろう」は7月11日にももう一度行なわれます。興味のある方は是非いらしてください。 mori
7月1日(金)、2日(土)の2日間にわたって森林文化企画展「森の活用 炭焼きのすべて」を開催しました。参加者の皆さんは炭焼きに関心がとても高く、自前の炭焼き窯を持っている方もいらっしゃるほどでした。大玉村では、かつては全て白炭を焼いていたのだそうです。今回はナラを炭にしました(ミズナラなど)。
1日目朝、前日から試し焼きしていた窯からは、煙が少ししか出ていませんでした。2日目朝、1日目から焼いていた窯からは、白い煙がモクモクと上がっていました。先生は本焼きの炭がうまく焼けているかどうか、朝5時に見に来てくださったそうです。お陰様で2日目に焼き上がった炭に参加者の皆さんは違いを実感されていました。焼き上がるまでの時間も、炭焼きの未来に関する話し合いになりました。炭を残していくためには燃料として使っていくこと、販路を作ることが必要なのではないかということ。昔からの知恵を未来につなげて行く方法を、これからも考えていきたいですね! takechi
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