解体する樹木は、ビジターセンター下の渓流近くに生えている「オニグルミ」の木でした。周辺にもたくさんの木々があり、対象となったクルミの木は、間伐を予定していました。当日は森林インストラクターでもある講師の鈴木さんが説明をした後、チェーンソーを使って切り倒しました。ドーンとという音と共に木が倒れ、その木を地上で運べる大きさに切ります。適度な大きさになった木の幹や枝は、参加者全員で近くの芝生広場に運び、地面の上で、伐採された木が復元されたのです。地面に横たわったクルミの身体検査の始まりです。木の高さ、木の重さ、葉っぱの数などが測定されました。いつもは下から眺めていた大きな木が、目の前で触れるこの解体ショー、今までにない初めての試みに、参加者の皆さんは大喜び。測定結果は、高さ13.6m、重さ(地上部)314kg、木の年齢49歳、葉っぱの数1,593枚、地面から1m位の幹の太さは直径24cmでした。 by gen