今日は一日雨模様、おとといまで夏日が続いていたためちょっと肌寒い気がしますね。
さて、今日は5月17日(水)に、千葉県の中学生の修学旅行の一環として開催した「災害対応キャンプ」について報告します。
災害対応キャンプとは、災害時のライフラインが停止した状況下でいかに「生き抜くか」を、キャンプを通して体験してもらうプログラムです。東日本大震災後の平成24年度から、毎年実施しているプログラムで、空き缶でごはんを炊いたり、テントで野外泊をしたり、ひとりひとりの「生きる力」を育てることを目的としています。
今回は、千葉県の中学生138名に、「炊き出しを体験しよう」「避難生活での水を知る」「避難所環境を改善する段ボールベッド製作体験」「建物火災発生時の避難方法を体験しよう」「火をおこす・活用する」の5つの体験をしていただきました。
炊き出しの体験では、日本赤十字社福島県支部の協力で、大きな鍋で作った汁物や、ハイゼックスというビニール袋で炊いたご飯を食べていただきました。
水を知るプログラムでは、仮設トイレの体験や生活用水を確保する方法を学んでいただきました。
段ボールベッド製作では、避難所の固い床の上で眠れない方のため、段ボールを組み合わせてベッドを製作しました。
火災発生時の避難では、安全な煙が充満したテントの中を実際に移動してもらい、消防署員に避難のポイントなどを解説していただきました。
火おこしでは、マッチを擦ってたき火をし、空き缶で炊いたご飯を試食しました。
どれも普段の生活ではなかなか体験できないものですが、今回の体験が皆さんのこれからの「生きる力」につながる体験だと思っていただければ幸いです。
fumi