みなさんこんにちは!フォレストパークに積もった雪もほとんど解けましたが、寒い日が続いています。みなさんは風邪などひいていないでしょうか。
さて、12月12日(土)に恒例の「ふくしま生き物調査発表会2015」が開催されました。今回の参加者は43名、福島大学の先生4名と福島大学の学生さん26名、一般参加者13名でした。満席の会場で、昆虫や植物、哺乳類など県内の様々な場所で実施された調査について7タイトル発表がありました。発表の後の質問では、参加者から難しい質問もあり、発表者が一生懸命答えている姿が印象的でした。
また、最後には兼子伸吾 准教授による「続けることでわかることーあだたら生物クラブ3 年間の活動からー」というタイトルで発表がありました。兼子先生には、フォレストパークあだたらで実施している「あだたら生物クラブ」の講師をお引き受けいただいており、その3年間のまとめの発表でした。
お昼の交流会も盛り上がり、「また来年もやりましょうね!」と宣言をして、イベントを終了しました。
fumi
みなさんこんにちは!フォレストパークあだたらでは、紅葉の見ごろが過ぎ、一部のもみじが赤やオレンジなど色を残している状況です。
さて、昨日は、平成27年度福島県森林文化公開体験事業『イグネと人々の暮らし~「森林に働き・守る。」~』が開催されました。あいにくの雨模様で、当日キャンセルもあり参加者は9名でしたが、イグネ(屋敷林)についての講演や、イグネの見学、整備体験、イグネの資源を使ったたき火など盛りだくさんで開催されました。
講師の岩崎先生(みちのく民俗文化研究所代表)からは、もっとも身近な森林であるイグネを残していくことは、森林文化を継承する一つの方法であり、そのためには、地域のイグネの状況を知る必要があるとのお話がありました。
イグネの見学と整備では、スギの林の中で落ち葉や枯れ枝を拾い、林内の掃除を手伝いました。拾って集めたスギの葉は持って帰り、たき火をして、焼き芋を食べました。イグネは、防風だけでなく、食料や燃料、肥料や建材などその用途は多岐にわたり、イグネにある全ての資源は循環し無駄なものはないのだと実感した一日でした。
fumi
平成27年10月31日(土)に第2回あだたら生物クラブが開催されました。参加者は大人、大学生、小学生合わせて14名でした。テーマは「ドングリ」、1本の木になるドングリを数えます。生物クラブでは、3年前から一本のコナラのトングリを数えており、一昨年は4,277個、昨年は556個、そして今年は…716個でした。ドングリには豊作と凶作の年があるといいますが、そのリズムはなかなかつかめないものです。今年は、フォレストパークのいたるところに大きなドングリ(ミズナラ)がたくさん落ちていたため、事前の予想でも何千個も落ちていることを予想していたため、見事に予想はずれました。
ドングリを数えることで、自然の仕組みの一端に触れることができましたが、まだまだたくさんの分からないことが見えてきた生物クラブでした。
fumi
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